不眠

うつ病とは?2週間続く気分の落ち込みは要注意|症状・受診の目安を専門医が解説

この記事の執筆・監修|院長 福島 康浩(精神保健指定医/日本精神神経学会 精神科専門医・指導医/日本医師会認定産業医)

「気分が沈んだまま戻らない」「好きだったことが楽しめない」「眠れない、食べられない」——2週間以上こうした状態が続いているなら、それは「気の持ちよう」ではなく、うつ病のサインかもしれません。うつ病は特別な人がなる病気ではなく、誰にでも起こりうる、治療の対象となる病気です。

⚠️ 今、とてもつらい方へ
「消えてしまいたい」「自分を傷つけてしまいそう」という切迫したお気持ちがあるときは、このページを読み進める前に、今すぐ相談できる窓口につながってください。厚生労働省「まもろうよ こころ」に電話・SNSの相談窓口がまとめられています。緊急の場合は119番、または精神科救急医療相談窓口へ。

うつ病とは

うつ病は、気分の落ち込みや興味・喜びの喪失が続き、生活に支障をきたす病気です。こころの症状だけでなく、身体の症状が目立つことも多く、次のようなサインが現れます。

  • こころのサイン——気分が沈む、何をしても楽しめない、自分を責める、集中できない、決断できない
  • 身体のサイン——眠れない(特に朝早く目が覚める)、食欲がない、疲れが取れない、頭痛や肩こり、動悸
  • 行動のサイン——遅刻・欠勤が増える、身だしなみに構わなくなる、人付き合いを避ける

目安として、気分の落ち込みか興味の喪失のどちらかを含む状態が2週間以上、ほぼ毎日続いている場合は、受診をおすすめします。

こんなサインはありませんか(セルフチェック)

  • 2週間以上、ほぼ毎日気分が沈んでいる
  • 以前は楽しめた趣味やテレビが楽しめない
  • 朝がいちばんつらく、起き上がれない
  • 「自分には価値がない」「迷惑をかけている」と感じる
  • 食欲や体重が明らかに変わった
  • 仕事のミスが増えた、能率が落ちたと感じる

原因について

過労や喪失体験などのストレスをきっかけに、脳内の働きのバランスが崩れることで起こると考えられています。責任感が強く、頑張りすぎる人ほどなりやすいともいわれており、本人の弱さが原因ではありません。

早めの受診が大切な理由

  • うつ病は早期に治療を始めるほど回復しやすいとされています。「まだ動けるから大丈夫」と我慢を重ねると、回復に必要な期間も長くなりがちです
  • 休職が必要な場合、診断書や、健康保険の傷病手当金(療養のため働けない期間の生活を支える制度)の手続きは、医療機関につながっていることが出発点になります
  • 「うつ病かどうか分からない」状態での受診で全く問題ありません。見立てをつけること自体が診察の役割です

治療の考え方

  • 休養——治療の土台です。「休むことも治療」と考え、必要に応じて休職などの環境調整を行います
  • 薬物療法——抗うつ薬などを状態に応じて処方します。効果が現れるまでに時間がかかることがあるため、自己判断で中断せず、疑問は診察でご相談ください
  • 精神療法・カウンセリング——回復期には、考え方の癖の整理や再発予防にも取り組みます

また、医療費の自己負担を軽減する自立支援医療(精神通院医療)という公的制度があります。対象になるかは診察時にご相談ください。

当院での診療について

アウル五反田駅前心療内科では、精神保健指定医・精神科専門医の院長が診察します。産業医としての経験から、働く方の休職・復職の相談にも現実的に対応し、当日の診断書発行が可能です。朝8時から診察しているため、「今朝どうしても会社に行けなかった」その日のうちにご相談いただけます。

よくある質問

Q. これくらいで受診していいのか迷います。
A. 「迷っている段階」での受診は早すぎることはありません。結果として治療が不要であれば、それが分かること自体に価値があります。

Q. 家族がうつかもしれません。本人が受診を嫌がります。
A. まずはご家族だけでの相談も可能です。無理に連れて来ようとせず、一度ご相談ください。

ご予約について
アウル五反田駅前心療内科(五反田駅徒歩2分)は朝8時から診察を行っています。当日の診断書発行に対応。初診のご予約はWEB・LINE・お電話(03-5447-0300)から可能です。
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