あなたの気持ちに寄り添う診療を

年齢相応の物忘れを超えた記憶力や認知機能の低下があるものの、日常生活には大きな支障がない状態です。

この段階では、症状が進行せず安定する場合もありますが、約半数が数年以内に認知症へと進行する可能性があるため、早期の発見と対応が重要です。
記憶や判断力の低下が徐々に進むことで、本人だけでなく家族や周囲の人が変化に気づく場合も多いです。しかし、適切な診断と治療、生活習慣の見直しを行うことで、認知症への進行を遅らせたり、症状を改善したりすることが期待できます。
軽度認知障害は、早い段階での対応が生活の質を守る大きな鍵となります。

こんな症状はありませんか?

以下のような症状がある場合、軽度認知障害の可能性があります。

1. 記憶の低下
最近の出来事や約束を忘れやすい
話の内容や重要な日付を思い出せない

2. 判断力や思考力の低下
慣れた作業に時間がかかるようになる
以前はスムーズにできた計算や計画が難しくなる

3. 周囲からの指摘
家族や同僚から「最近物忘れが多い」と言われる
自分でも「以前より頭がはっきりしない」と感じる

軽度認知障害は、家族や本人が早めに気づき、対策を取ることが重要です。

このような治療を行います

診断と評価

認知機能検査を用いて、認知症の種類や進行度を評価します。また、ご家族など周囲の方からの情報も丁寧に伺い、症状の把握に役立てます。

薬物療法

進行を遅らせる薬や、不安や興奮を和らげる薬を使用します。医師が症状や状態を見ながら適切に調整します。

リハビリテーションと生活支援

認知機能の維持を目的とした脳トレーニングや、日常生活での困難を軽減するためのリハビリを提供します。また、生活環境の工夫や介護負担を軽減する方法を一緒に考えます。

家族への支援とアドバイス

認知症のケアには、家族のサポートが欠かせません。当クリニックでは、介護の方法や適切な接し方のアドバイスを行い、負担を軽減するお手伝いをします。地域の介護サービスや支援制度の情報提供も行っています。

軽度認知障害は早期に対応することで、認知症への進行を予防・遅延できる可能性があります。
「最近物忘れが気になる」「以前と違う」と感じたら、ぜひご相談ください。